ばけぴとの分析化学講座

分析化学について解説していきます。

第5回 Excelでの検量線作成手順

こんにちは、ばけぴとです!

第5回はExcelでの検量線の作成方法を解説します。

実際に自分で検量線を作成すると、

検量線の理解も深まるかと思います!

 

また、Excelでのグラフ作成の知識も身につきますので、

皆さんぜひ勉強していってください♪

 

ちなみに今回、動画の方がわかりやすいかと思い、

youtubeで動画解説もしました。

ぜひこちらも一度ご覧ください!

(初めての試みです。笑)

www.youtube.com

 

それではいきましょう!

 

 

~完成版グラフ~

まず、完成版を紹介します。

今回は下図のような検量線を作成したいと思います。

f:id:bake_pito:20200927224024p:plain

 

~検量線作成手順~

1. まず下記情報をセルに入力します(①)

例)グラフタイトル:検量線2(相関○)

  x軸のタイトル:濃度(x軸)

  y軸のタイトル:強度(y軸)

  x軸の値:0, 10, 20, 30

  y軸の値:0, 150, 210, 260

f:id:bake_pito:20200927224044p:plain

 2. 「挿入」タブの「散布図」から「散布図」を左クリックする。

*散布図にカッコ書きがないものを選んでください。

 散布図(平滑線)や散布図(直線)と書かれたものは選ばない。

f:id:bake_pito:20200927224058p:plain

3.  現れた四角の枠内で右クリックし、「データ選択」を左クリックする。

f:id:bake_pito:20200927224114p:plain

4. 下の画面が出てくるので、追加を左クリックする。

f:id:bake_pito:20200927224126p:plain

5. 系列名:J6のセル

 系列Xの値:J8~J11のセル

 系列Yの値:K8~K12のセル

 をそれぞれ左クリックのドロッグ&ドロップで、範囲指定していく。

f:id:bake_pito:20200927224325p:plain

範囲指定前

f:id:bake_pito:20200927224340p:plain

範囲指定後


*系列名にはグラフタイトル

系列Xの値にはx軸(濃度)の値、

系列Yの値にはy軸の値(強度)が入ります。

 

その後OK→OKを左クリックする。

それで、グラフ上に点がプロットされます。

 

7. グラフ上の点を一つ左クリックし、その後カーソルを動かさず、点上で右クリックする。その後「近似曲線の追加」左クリックする。

f:id:bake_pito:20200927225105p:plain

8. 線形近似にチェックを入れる

f:id:bake_pito:20200927225123p:plain

9. 下にスクロールし、「グラフに数式を表示する」と「グラフにR-2乗値を表示するにチェックを入れる。そうすると、数式相関係数のR二乗の値が表示される。

 

f:id:bake_pito:20200927225146p:plain

これで検量線のグラフ作成は完了です。

 

細かいグラフの整え方は先頭の下記リンク中の動画で紹介します。

動画では、今回の内容も併せて紹介していますので、文章でわかりにくいという方は、そちらもご覧ください。

 

youtu.be

 

それでは、またの講義で!

 

ばけぴと